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実行委員

踊れないのに、 稽古場取材

更新日:2019年8月29日

今回取材のため向かったのは埼玉・川越。

川越といえばレトロな雰囲気が漂い様々な時代を感じ取ることができる有名な観光スポット。残念なことに今年の夏はまだどこにも旅行に行けてなかったため浮かれ気分で川越へと向かいました。(結局時間の関係で観光することは叶わず…)

そんな川越の尚美学園大学で、この東京学生演劇祭にて旗揚げとなる「踊れないのに、」の稽古場取材をさせてもらいました。


  参加団体唯一の一人芝居

「踊れないのに、」は今回の演劇祭に参加するために結成された、演出・出演の柿澤大翔(尚美学園大学)さん、映像の佐々木柊弥(多摩美術大学)さん、制作の吉枝里穂(尚美学園大学)さんの3人が中心となるユニットです。

東京学生演劇祭において注目するポイントとしては何と言っても唯一の一人芝居であるという点。また踊れないのに、に参加しているメンバー自体の数も少ないです。そのため各々の意見、考えが色濃く作品に反映されているそうです。


稽古場取材、と言いつつこの日は着いて早々に稽古場を飛び出して外に!

台本の稽古をするというよりも思考に時間をかけたクリエーションをしている様子でした。




取材の段階では映像がどのように関わってくるのかはわかりませんでした。決して小さくはないこの演劇祭、そして花まる学習会王子小劇場の舞台に、この少数精鋭がどのような作品で臨むのか、興味が惹きつけられるばかりです。





  「モノとモノの境界線とは?」最近の心の疑問をテーマに。

 全団体が集まる決起会(7月上旬)の時、「普通ってなんだろう?をテーマに言葉遊びを交えながら作品を作りたい」と意気込みを語ってくれた柿澤さん。インタビュー時は創作前でしたが、取材にあたり改めて創作テーマのようなものがあるのか、聞いてみました。

 すると「生活において生じた様々な心の疑問にスポットを当てて作品作りを行っている。」との答えが。

「普段私たちは様々なモノとモノを区別して生活しているがその区別の基準とは一体どこにあるのだろうか? 本質は同じモノでも違いが出てくるのは何故なのか? という思考により作品が作られている。そのため作品に込められているのはメッセージ性ではなくその思考である。この劇を通して今まで普通だと思っていたことにそんな思考を芽生えさせお客さん一人一人それぞれの考えを出して欲しい」と語ってくれました。


少し難しくも感じますが、作品は言葉遊びに溢れていて、ワクワクしながら稽古を見てました。



日本語の面白さを引き出すというのも一つのポイントです。



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東京学生演劇祭 Bブロック 参加作品

踊れないのに、 『ふふ』


2019年

9月6日(金) 11:00開演

9月7日(土) 19:00開演

9月8日(日) 15:00開演

9月9日(月) 11:00開演

※開場は各回の30分前です。


@花まる学習会王子小劇場


*踊れないのに、扱い予約フォーム

https://www.quartet-online.net/ticket/tstf2019?m=0mggeac

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