東京学生演劇祭は、地域や思想・性別・経験の相違を超えて、
同時代を生きる学生が自由に集い、
演劇を通して繋がっていく場を目指します。
すべての地域の学生演劇にスポットライトを
東京学生演劇祭とは?
沢大洋(現:全国学生演劇祭 事務局担当)を発起人とし、東京・関東の学生演劇の交流、刺激の場として2015年に誕生した企画です。普段は接することの少ない様々な大学生同士が出会う場を設け、様々な評価を受けられる場を生み出したいという思いから始まりました。
同じようなスタイルの学生演劇祭が様々な地域で開催されており、全国的な学生演劇の祭典である全国学生演劇祭も開催されています。東京・関東も一つの地域として参加し、日本全体の学生演劇の質の向上、また観客増加による演劇の活性化の一助となりたいと考えています。
東京学生演劇祭実行委員会について
東京学生演劇祭の運営団体です。事務局と連携して、学生のメンバーとともに演劇祭のあらゆる運営をを行います。特に学生が多様な評価を受けられる場を用意する事で観劇層の新規開拓について重点課題としていきたいと考えています。
全国学生演劇祭が誕生した経緯について
京都で役者として演劇に関わっていた沢が「京都の演劇をもっと面白くしていきたい」と、演劇の環境整備について考え始めたのが出発点となります。京都市は人口の約10パーセントが学生であり、学生劇団から多くの著名人を輩出した過去を持ちます。京都の学生演劇を活性化できれば、自ずと京都演劇シーン全体に、いい影響が生まれるのではないかと考え、普段はあまり出会うことのなかった学生劇団が集い刺激を受け合う場として、京都学生演劇祭(2011年2月)が開催されました。
観客が多くの劇団を見比べることができ、かつ簡単に作品創作ができない時間設定として45分間の上演時間の設定としました。2012年に京都学生演劇祭にインスパイアされた名古屋学生演劇祭が誕生し、次々に日本各地に学生演劇祭が広がっていきました。各地の演劇祭を繋げ、日本全体の演劇の活性化を目指すため、全国学生演劇祭が立案されました。2015年3月のプレ開催を経て、2017年2月には第3回全国学生演劇祭が開催されました。
第2回全国学生演劇祭の出場団体が、韓国最大級の〇〇演劇祭で上演を行ったり、第2回全国学生演劇祭大賞のシラカンがフェスティバル/トーキョーで上演、2016年佐藤佐吉賞作品賞ノミネート等、演劇祭出場団体の活躍の場も少しずつ広がっています。