快晴プロジェクトの稽古場取材に行ったのは8月の下旬。
全団体合同の通し稽古ののちに、さらに個別に行われた稽古場に取材へ。
本番も近くなり完成度を上げてきた稽古では、作品のテーマについて、熱い意気込みを聞くことができた。
戦争というダイレクトなテーマ 今回、快晴プロジェクトがテーマとして選んだのは、ずばり「戦争」である。 元号が令和となり、また一つ時代が変わったと感じる中で自分達大学生世代にとって戦争という存在は間違いなく薄くなってきている、そんな中で敢えて大々的にテーマとして掲げることを選んだ。それも親など身近な世代が体験している作家の作品に取り組むのではなく、今の大学生世代にとっての過去の戦争をテーマにした作品というのは大きな挑戦ではないかと取材班は感じた。
実際、稽古場ではいつも以上に試行錯誤を繰り返したそうだ。
その中の一つが、当作品の演出を坂本ではなく劇団主宰の長谷川がやっていることにある。坂本は自身でも演出を出来るし、長谷川も自身でも劇作をする。それでも分業にすることで、どちらかの思考に偏ることなく、様々なアプローチを通じて座組としての温度を少しずつ擦り合わせていったのだろう。
少し堅苦しい話をしたが、お話は戦時の若い夫婦のやりとりと、現代のこれから夫婦になるであろう二人のやりとりがベースになる。暖かい気持ちで観れる作品だと思うので、気軽に観に来て欲しい。 ー・*・ー・*・ー・*・ー
東京学生演劇祭 Bブロック 参加作品
快晴プロジェクト『ビューティフル』
2019年
9月6日(金) 11:00開演
9月7日(土) 19:00開演
9月8日(日) 15:00開演
9月9日(月) 11:00開演
※開場は各回の30分前です。
@花まる学習会王子小劇場
*快晴プロジェクト扱い予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/tstf2019?m=0mggebj
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