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実行委員

劇団しゃけぼたる 稽古場取材

8月某日、急遽決まったスケジュールにも関わらず温かく取材を迎え入れてくれた劇団しゃけぼたるのメンバーたち。この日の稽古場取材では、少し趣向を変えて役者たちを交えた座談会インタビューをすることになりました。 このブログではパンフレット掲載の座談会インタビューの一部と、稽古の様子のレポートを織り交ぜてお届けします。 **(座談会インタビューより)** ――石塚さんは今回、東京学生演劇祭に参加するのは二回目(主宰・石塚薫は2018年度東学祭にて「劇団しゃけニギり」という団体名で参加)だと思うのですが、再び東学祭に参加することになった理由やきっかけなどはあるのでしょうか。 石塚: 前回が、追加募集で空いた枠にギリギリ呼ばれて入る形での参加だったので、一度、またちゃんと参加したいなと思って、参加しました。実は、前回がギリギリになってからの参加ではあったんですけど、観客の方からすごく御好評いただいて。観客賞では4位を頂けたりもしたので、今回、本気で参加したらどこまでいけるんだろうなーというチャレンジ精神もあって参加を決めました。 ――なるほど。前回の評価を受けての参加だったのですね。それでは今年は、作品のテイストは変わらず昨年の通りのままで、その中でさらに上を目指して挑戦、というような参加になるのでしょうか。 石塚: テイストはそうですね、今までとあまり変わらないかもしれないです。いつもコメディで……。あ、前回はど下ネタ芝居だったんですけど(笑)。今回も、そのコメディの要素は残しつつ、ところどころで……いい場面になる……みたいな(笑)。そんな感じだよね? 野村: そうですね、今回は、下ネタはないです。(一同笑う) 野村: あ、でも、コメディだけど、最後は「エモく」締める、というのがしゃけボタル特有の作風だと思うので、そこを楽しんでもらいたいです! ***

コメディが基調となっているという、劇団しゃけぼたるの今作。

稽古では一度場面を通しては全員で話し合い、役者も演出もそれぞれが意見を出し合って「面白い展開」を探していきます。



この日稽古していたのは物語の基本となるカフェでの会話の場面。 しかし、ただ会話するだけではなく、わずかなやり取りの間にも、クスッと笑えるような仕掛けがたくさん見られました。


賑やかに進む稽古場では、役者も演出も活発に意見を出し合いながら稽古を勧めていきます。


座談会インタビューでは、役者の二人からも、

それぞれ、劇団しゃけぼたるの魅力や見どころも、語ってもらいました。


↓↓↓

**(座談会インタビューより)**

――皆さんそれぞれの思う、劇団しゃけボタルの魅力や見所などはありますか?


坂井さん:

……(中略)……

今回は、主宰(石塚)が「こういう風にしてください」と役者に演出をつけていく感じではなくて、役者と演出が共同でいろんなアイデアを出し合って、芝居を作っていっている感じがあって。僕は結構それが好きで、皆で稽古場で、良いアイデアを作っていけるのが楽しいです。


……(中略)……


坂本さん:

テンポが良いという話があったんですけど、稽古もラフな感じでどんどん進めて、みんなで意見を出し合っていて。みんなの考え方もぶつかったりして、鋭い個性がそれぞれ尖っているんですけど、それが集まったら丸くなるぞ~っていう。最終的にはまとまっているので、それが

ピザみたいな感じです。


(一同苦笑)


***




「ピザのような」という坂本さん(写真上)の独特な表現に苦笑が漏れた稽古場。

が、このあと石塚さんのナイスフォローにより、座談会インタビューも、稽古場の空気も丸くおさまったのでした◎


(ツッコミや笑いのたえない賑やかな劇団しゃけぼたるの座談会インタビュー。ブログでは掲載しきれなかった箇所が多々ございますが、会場販売のパンフレットでは全てご覧いただけます。ご来場の際は是非こちらもお手に取ってご覧ください。)


そしてインタビュー最後では石塚さんから観客の方へメッセージを頂きました。このブログの最後に、そのメッセージをお届けします。


***

――それでは最後に改めて、石塚さんから見所を教えてください。 石塚: 僕があまり、お洒落な芝居とか小難しい芝居が書けないので、日常の、このいまの世界で、どこかで起きていそうな話を書いています。40人のお客さんがいたとするなら、5人に分かってもらえればいいやという芝居より、35人のお客さんに分かってもらえて、共感してもらえるもの、最後帰るときに「そういえばあそこの場面が面白かったね」とちょっと思い出してもらえるような、そんな芝居をつくっているので。今回もそんな感じの芝居だと思ってはいるので、肩の力を抜いて、楽しんでみてもらえればと思います! *** 思わず笑ってしまうような面白おかしいやり取りに、続きの気になるミステリードラマのようなわくわく感。 誰でも楽しめる劇団しゃけぼたるの今作が、どう「エモい」ラストへと続いていくのか、本番が楽しみです!

ー・*・ー・*・ー・*・ー

東京学生演劇祭 Cブロック 参加作品


劇団しゃけぼたる『君が朝吸ったタバコのフィルターを舐めたい。』


2019年

9月6日(金)19:00開演

9月7日(土)15︰00開演

9月8日(日)11︰00開演

9月9日(月)15︰00開演


@花まる学習会王子小劇場


*劇団しゃけぼたる扱い予約フォーム

https://www.quartet-online.net/ticket/tstf2019?m=0mggedd

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