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実行委員

アイマイナナメさん <取材>

更新日:2021年8月30日

8月某日、普段よく利用する駅の付近で稽古をしているというお話だったので、さすがにこれは迷わないだろう!と高をくくっていたら見事に迷いました。

最近レンタルスペース、レンタルスタジオが普及してきていますが、普段使わないスペースの有効活用をしているということもあって、外から見ると普通のアパートだったりします。

私も何度かレンタルスペースを利用させてもらったことがありますが、街中に溶け込みすぎていて見つけにくいんですよね…。

初めて行く場所を訪れる場合はGoogle先生に頼りましょう。


長くなりました。前置きはさておき、今回は、アイマイナナメさんの稽古場にお邪魔させていただきました!


稽古場に行くと、主宰の葦原梨華さん(写真左)と飯塚美愛さん(写真右)が出迎えてくれました。




初対面であり、取材ということもあって緊張気味でしたが、お二人の明るい雰囲気のおかげ


で、徐々に緊張もほぐれていきました。

挨拶を済ませて見学をしていると、劇の内容についての話し合いが始まります。


どうやら劇中劇についての話し合いをしているようです。お互いに対等な立場で意見を交わしていくお二人。演出という絶対的存在がいるわけではなく、一緒に考えて進めていっている様子。

お互いがお互いを信頼していることが伝わってきます。

「今日は話し合いがメインなのかな?」


そう思っていた矢先に、

なんと!

急に腕立て伏せをしだすお二人!







実は私が気付かない間に、もう劇は始まっていたんです。






いつが劇中でいつが普通の会話なのかわからなくなるほどに、自然な演技。

稽古場内では、彼女たちの普通の会話と劇中のセリフとの境界線がとても曖昧で、演技している彼女たちと私の間の境界線が感じられず、もしかすると私もこの劇の中の演者なのかもしれないという不思議な感覚になりました。

(稽古場取材時のメモには「空間自体が演劇をしている」と書いてあります。)


また、稽古中には、セリフを自分の言葉にするために、何かしらのタスクを課してセリフを言ってみるといった工夫も見られました。

(お茶が振り回されすぎてあわあわになっています。)







これらの稽古スタイルは、葦原さんのこだわりポイントだそうで、互いのそのままの会話、空気感をそのまま反映するということを意識されているそうです。







稽古に一区切りついたところで、いくつか質問をさせていただきました!




・「アイマイナナメ」結成秘話

 高校三年生の文化祭。(クラス全員でダンスを踊ったそうです。す、すごい…。)

葦原さん、飯塚さん、団体のロゴを作成した(すごい…!)あまんはなさんの三人で、立て看板を作り、意気投合。大学に入ってからはそれぞれの道で活躍していましたが、また一緒に何かを作りたい!という思いから、二子玉のショッピングセンターで結成されたそうです。二子玉のショッピングモールというのが妙にリアルですね。




・作品のテーマ

 “人に評価すること、されること。”

評価というものには、どうしても主観が入ってしまいます。演劇を評価するときも、人によって評価が一変するということはよくあることでしょう。

確かにそこにあると信じている評価軸というものは、実はとても不確かで、物事には“あいまいさ”がつきまとうもの。


コロナウイルスの大流行を経て世界が変化した今だからこそ、“評価”というものに向き合い、一緒に考えていきたいという熱い思いを聞かせていただきました。


・作品の注目ポイント!

 なんといっても衣装!衣装は、飯塚さんのこだわりポイントで、なんと飯塚さんが自分で作るそうなんです!

芸術系の大学に通っている飯塚さん。服作り、映像編集などをよくしているとのことでした。

葦原さんも外部の劇団でスタッフ、役者などで活躍をしているそうで…。

お二人とも多才すぎてびっくりですね…。

劇の内容に即した衣装になっているとのことなので、観劇の際は是非、衣装にも注目してください!








インタビュー終了後、お二人の写真を撮らせていただきました。

このポーズは文化祭で作った立て看板を再現したもので、当時校内の立て看板ランキングで見事、賞を獲得したとのこと!

平面の看板から手の部分だけが飛び出している仕組みになっていたそうです。

これ、どうしても記事に載せたかったので、ここに載せました。





キュートでポップなのにほの暗く突き刺してくる…ぞくぞくする内容に注目です!

アイマイナナメさん、ありがとうございました!

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