8月某日、はりねずみのパジャマの稽古場にお邪魔しました。取材時の稽古が実質顔合わせで、さっそく読み合わせから。演出の久我さんから事前にキャスト陣にLINEが流れていたようで、開口一番「というわけで昨日LINEでお伝えした通り、すいません、色々考えたんですが、今日渡した台本でやらせて頂きたいと思ってます。」どうやら脚本が大幅に変更になった様子。これは、稽古開始から中々の修羅場だろうか...？
作品タイトルも。コンセプトも。『楽しみましょう』
しかし読み合わせが始まると雰囲気は非常に明るく、常に笑いが起こり楽しみながら真剣に取り組んでいる様子が伝わります。
そして彼は常に何かを食べています。 それからすぐに立ち稽古へ。演出の久我さんからも具体的な指示が次々飛ぶけどキャストからもああした方がこうした方が、と次々にアイデアが出てくる・・・演劇が本当に好きなんだなという印象を強く感じます。
着想は映画「魅力の人間」（二ノ宮隆太郎監督）
はりねずみのパジャマは演劇公演に留まらずyoutube企画・イベントとハイペースな活動をしています。その中で研究発表会という、メンバー各々が自ら企画を自由に考えそれを実行し研究発表をするイベントがありました。この企画の中で演出の久我さんは映画を2か月で200本見る（！）という企画を実行。2か月を60日だとすると単純に計算しても1日3本以上は見なければいけないことに・・・。ちなみにはりねずみのパジャマの主要メンバー、そして久我さんは日本大学芸術学部の、演劇学科ではなく映画学科の学生です。なんて研究熱心な学生なのだろう。そして今回の作品『楽しみましょう』はその200本見た中で一番面白かったという二ノ宮隆太郎監督の「魅力の人間」から着想を得ているそうです。 どこまでもかみ合わないディスコミュニケーション、怒りたいのに怒り方が分からない全ての今を生きる人々に、自分たちが苦しんでる姿を通して笑ってもらえたら。久我さんはそう語ってくれました。
最後は参考資料などを使いながら、、、あれ？久我さん？
今回作・演出の久我さんはパイロン久我として普段役者をやられています。 さんざん顔写真撮っちゃったけど、、、あ、別にいいんだ、、、。
短い時間でお腹いっぱいの充実した稽古見学でした！ありがとうございました！
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東京学生演劇祭 Aブロック 参加作品
はりねずみのパジャマ『楽しみましょう』
2019年
9月5日（木）19：00開演
9月6日（金）15：00開演
9月7日（土）11：00開演
9月8日（日）19：00開演
＠花まる学習会王子小劇場
＊はりねずみのパジャマ扱い予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/tstf2019?m=0mggdij
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